めでたく卒業
ここ一週間、雨ばかりでしたね
当院は駅から決して近いとは言えませんので…電車を使い、歩いて来られる患者さんには何だか申し訳ない気になります。
先日、当院を卒業された妊娠37週の患者さんも毎回電車で来られていました。
年齢が30代前半ということもあり、数回目の体外受精で妊娠。
つわりの時期はやや大変だったものの、その後はとても健康で、「快適なマタニティライフを送れた」と言っておられました。
当院で最後の治療日、けっこう雨が降っていたので大丈夫だろうかと心配しましたが、かるーい足取りでいつも通り歩いて来院。
治療中、ふとカルテを見直すと、去年の今頃は不妊治療真っ最中で、ちょうど採卵したくらいでした。
その時の卵子が受精、着床して、今までこうして、この患者さんのお腹の中で成長してきたのか…
そう思うと、ここまできたことが物凄い神秘的に感じてしまいます。
最寄り駅まで送る車中で、
「次に来られるときは2人目希望するときかもしれませんね!」とガッチリ握手して、見送りました。
そういえば、不妊治療に必死だった最初の頃はあれほど穏やかな笑顔をされていただろうか。
母親になると表情も変わるのかもしれませんね^_^