不妊治療勉強会に行く

週末は天気が良くてお出かけ日和でしたね。
私は日曜日、午前診療が終わった後に、不妊治療専門病院である「おち夢クリニック名古屋」の開催する勉強会に参加してきました。場所は毎回名古屋駅のミッドランドスクエアで開かれております。
この勉強会は患者さん向けに開かれていますので、最新の高度生殖医療(ART)について、越知正憲院長先生がわかりやすく説明していただけます。
今回は以前働いていた「明生鍼灸院」の先生達と一緒に参加しました。この勉強会、とても勉強になるので、最近は開かれる度に行かせていただいておりますが、実は3月にも一人で行っております。前回と先生の話す内容はほぼ変わっていないにも関わらず、メモした後に前回書いたのを見直すと、重複してメモしているとこもあったり…。お恥ずかしいことに覚えが悪い!どおりで毎回新鮮に感じるわけです。

 

お話の内容は、不妊治療で本当に必要な検査、刺激周期と自然周期の違いやメリット、デメリット。少し前から流行のAMH(抗ミュラー管ホルモン)の話、院内の最新設備と技術…などなど。これから不妊治療を考えられているご夫婦の方や、既に体外受精をやっていてなかなか妊娠に至らない方、どの病院がいいかわからない方、一度この説明会に行かれると色んなことがわかり頭がスッキリするのではないでしょうか。

毎回、必ず話しの最後に越知先生が言われることがあります。それは「自分の娘にもできる治療をする」ということ。
薬や注射で過度な排卵誘発を行い、卵巣周期を乱し、結果「質の良い卵子」が育たなくなる。妊娠するための治療ではなく、「元気な赤ちゃんを産むための治療」とも越知先生は言われます。
「家族にできない治療を患者さんにすることは断じて許せない!」そんなアツい気持ちを私は勝手に感じます(先生は実際に許さないとは言っておりません)。患者さんの身体を考えた不妊治療に私は賛同しております。ですので、いつも先生がこのセリフを言われると「きた!それを待っておりました!」と呼びかけたくなるのです、まるで歌舞伎を見ているお客さんのように。

 

そして、毎回150人定員のところ必ず満員になっています。
皆さん、真剣な眼差しでスライドを見て、お話しを聞かれています。名前も知らない方々ですが、「みなさんに授かって欲しいなぁ」あの場にいると不思議とそんな気になります。

そう、いつだって患者さんは真剣勝負です。私も、その気持ちに真っ向勝負!

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