静かな開院日でした
やっと先日「緊急事態宣言」でましたが
愛知県が入っていないのは、いかがなものか…
入れるように河村市長が頑張っているみたいなので、初めて応援しています(笑)
私たちの業界も影響が出始めていると同業の先生から、ちらほら声が聞こえてきます。
さて、コロナウイルスは置いといて…
本日4月8日は灌仏会(かんぶつえ)とか降誕会と呼ばれ、お釈迦様の誕生日とされています。
そして、当院の開院日なのです、一応。
なんか覚えやすい方が良いかなぁと思っていたので、お釈迦様の誕生日にあやかることにしました。
丸6年が経ちましたが、
こうして心身ともに健康で、好きな仕事ができているのは、とっても幸せなことです。
これも患者さんがいなければ成り立ちません。
本当に感謝しております。ありがとうございます。
「鍼灸の挑戦」という2005年に発売された本があります。
鍼灸師でもある著者が、日本各地の鍼灸師にインタビューしていき、その内容を書き記す。
ここで登場する方々は、鍼灸界におけるビッグネーム。いわゆる「名人」と呼ばれる先生ばかりで、
さぞ自身の鍼灸技術を存分に自慢しているのだろうと思って読んでいくと、
それは良い意味で裏切られる。
多くの先生方は、「鍼が治すのではない。自然治癒力が治すのです。」と言われています。
これだけ書くと、なにか東洋医学特有の怪しさや胡散臭さを感じてしまうかもしれませんね(笑)
簡単に言うと、
「結局は自分の身体に備わっている、自分で治ろうとする力、自然治癒力が治しているんだよ
鍼や灸は、その自然治癒力を高めているに過ぎませんよ」
そんな感じでしょうか。
私はこのスタンス(態度や姿勢)が好きなのです。
著者は、
「自分の技術が治していると思いこむ技術至上主義は、鍼灸家にとって陥りやすい罠である。」と書いています。
勘違い鍼灸師になるなよ!ということですね。
とはいえ、技術の研鑽が必要であることは当然です。知識も必要、コミュニケーション力も必要。
人間としての力量を感じさせる、そんな謙虚な鍼灸師になりたいものです。
道のりは、果てしなく遠いなぁ…
当院に来られる患者さんが、悠々自適な生活を送ることできるように
そのお手伝いとして、精一杯施術させていただきます。