指導者講習会へ

前回書きましたように、先週末はお休みをいただきまして

「あはき臨床実習指導者講習会」

という研修を受けて来ました。

あはきというのは、あんまマッサージ指圧師、はり師、きゅう師の頭文字を取って

あはき師と呼ばれます。

 

「土日休んでまで、いったい何の研修に行ったんや!」と思われますよね

簡単に言いますと、

日本全国にあはき師を育成する学校がたくさんあるわけですが、久々に学校での実習カリキュラムが大幅に変更されました。

学生達は外で実習してきてね、単位もでますよ

ただし、どこの治療院でも良いわけではなくて、協会から認定された指導者のいる治療院でしか実習は受けられませんよ

で、その指導者になるための研修を受けてきたというわけです。

 

流行りのグループワークでした。最近の講習会はこの形式が多い気がします。

グループ作って、その中で司会、書記、発表と役割りを決め、時間内で与えられたテーマについて話し合い、その結果を皆んなの前で発表する、みたいな。

それを二日間、繰り返します。

ずっと座学で話聞いているよりはマシでしょうが、意見言わないといけないし、発表もあるので寝ている暇はありません(笑)

30名の先生が集まっていましたが、鍼灸単独でやっている先生は少なく、ほとんどが鍼灸接骨院や訪問マッサージをされている先生達。

普段接する機会のない先生方の意見が聞けたのは、とても良い勉強になりました。

 

近年、我々鍼灸師の質の低下が目に余る

というのが協会側の悩み。

だったら学生の内からしっかり教育しましょう!ということらしい。

質の低下とは、技術が上手い下手ではなく、療養費の不正請求など、人間性とかモラル的な問題を指しています。

まぁ 昔からある問題ですので、そう簡単に改善される問題ではないと思いますが…。

講師の先生が言っていたのは

「しっかりやっている先生達の背中を学生に見せてください!」

何をもって、しっかりやるなのか

技術や知識を研鑚していくのは当たり前ですが、それだけではなく、患者さんへの対応や接する態度、さらには治療院の経営もまっとうにやりなさいよ、と私は解釈しています。

色んなことを考えさせられる良い二日間でした。

 

今日からまじめにやるぞと言いながら

ついつい今夜もドラクエウォーク

こんな背中を見せるわけにはいかない…

 

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