大事なお子さまの健やかな成長と健康のために、小児鍼をおススメします。
「子供にハリ!?」と驚かれるかもしれませんが、鍼は刺しません。皮膚表面を子供用の鍼を使い、優しくなでたり、さすったりする治療法です。「刺さない鍼」は、お子さまに安全な治療であり、お母さんも安心していただけます。
生後数か月の乳児から4歳くらいまでです。年齢があがるにつれて大人と同じ鍼を使うこともありますが、優しく痛くないのは一緒です。
かんむし(夜泣き、寝つきが悪い、不機嫌、キーキー声を出す、食思不振など)、風邪をよくひく、鼻炎・扁桃炎・喉頭炎・喘息、夜尿症(おねしょ)、アトピー性皮膚炎などさまざまな症状に効果があります。
大人と一緒で定期的に小児鍼をすることで免疫力は高まり、健康管理とともに病気を予防できます。また、皮膚への刺激は心理的に影響を与えることが知られています。ここちよい優しいタッチは、精神を安定させます。
かわいい我が子の育児ですが、現実は思い通りにならないこともあり、精神的・肉体的負担は少なからずあるはずです。夜泣きが毎日続くと、親は睡眠不足から疲れがたまり、イライラして肩や腰がこって、だんだん精神的にまいってしまい、最悪虐待が起こってしまう場合もあります。
一方、子供もイライラした母親におびえ、そのストレスから、さらに夜泣きは激しくなってしまいます。
かんむし症状を軽減することができれば、親は休憩することができ、イライラすることも減り、子供に優しく接することができるのはないでしょうか。
小児鍼は親子関係を良好にして虐待の予防に役立ちます。病気の予防を得意とする東洋医学ですが、これもまた広い意味での「予防医学」だと私は考えます。
当院は、完全予約制で周りに他の患者さまはいませんので、人見知りなお子さんもお気軽に親子でご来院していただけます。